意外と知られていない草刈りの話
農家の仕事もいろいろありますが、その中でも大事なひとつが草刈り作業です。 田んぼの周り、畑のウチソト、ハウスのそこかしこ。刈るところはあちこちにあります。刈らなければ 草があっという間に周囲を占拠して、なにがなんだかわからなくなります。 流儀として草を最低限しか刈らない農家さんもおられますが、わたしはそんな技術もなんにもないので 草に呑み込まれる前にせっせせっせと刈っていきます。まだ冬は草の勢いも弱いのですが、暖かくなる と草勢つよくたくましく、ついでにハチもいたり、ヘビも潜んでたり、暑かったりと、かなり過酷な作 業となります。そして、これは季節関係なく、農地には斜面や溝があったりするので危険な仕事ではあ るんですよ。フランスでは様々な労災があると聞きました。いいなぁ。
また、個人の農地だけではなく、地域の草刈りも共同で行われたりします。 年に数回の地区もあれば、わたしのとこみたいに月1回ペースだったりも。地区としての草刈り作業 は、刈ることで荒廃を抑えて、不法投棄を防ぎ、獣の侵入をお断りしたり、用水路の流れを守ったり、 と大切な意味合いもあるんですよ。
あぁ、今年もケガなくこわい思いすることなく草刈り作業を乗りきれますように。いつかオートメーシ ョン化になってくれますように。ハチとかよりもお宝に出会えますように!