畑に生える雑草のチカラ
季節外れの暖かさの中、野菜作りの勉強に行ってきました。
今回勉強したのは、「緑肥」について。
緑肥とは普段皆さんがホームセンターなどで見かける袋に入った肥料ではなく、わざわざ種を蒔いた上で、何を収穫するでもなくそのまま畑に還元し、次の作物の肥料として使われます。
病気を予防してくれたり、大敵である病害虫から野菜を守ってくれたり、はたまた風から野菜を防いでくれたりと効果は様々。
たとえば、トップに掲げた写真の「へアリーベッジ」。
よく畑で見かけるのですが、マメ科の植物です。マメ科の植物は根粒菌と共生し、空気中の窒素を土中に還元してくれるという農家にとってはかなりありがたい植物。窒素は野菜を作るために欠かせない栄養ですから。
「雑草」と一括りにいっても、その種類は様々。畑に生えている雑草を全て抜かずに使えるものは使って、上手な野菜作りをしていきたいと思いました。
まだまだ知らない世界が沢山ありますね。
家庭菜園をされている方も野菜の勉強はもちろん必要ですが、「雑草」について調べてみるのも面白いかもしれません。
力強い助っ人が身近に潜んでいるかもしれませんよ。