囲いづくり
カラッとさわやかな秋晴れの11月3日、シェラトンファームのイベントがありました。
前回8月30日は草刈り編でしたが、今回はそこから発展した「農園作り編」です。草を刈った敷地を木材で囲いしての枠づくりです。枠だけにワクワクしますね(あ、すみません)。
午前10時、神戸ベイシェラトンホテル北側のロータリーに参加者がぞくぞく集まってきます。
小さいお子さんのいるご家族も何組かおられました。にぎやかに楽しくわいわいできそうな予感です。
説明の後、いよいよ本日の作業開始です。
まずはトラックに積まれてる木材の運搬から。
この木材を、ひとりもしくはふたりで農園まで運んでいくのです。せまい通路を通ったり階段をてくてく登ったり、もちろんその間に通行人もいる可能性があるのでぶつからないよう慎重を期したり、とのっけから冒険のような展開です。水を含んだ木材も意外に重いし。
でもみなさん、はつらつと運ばれてました。ひとりで重厚なのをひょいと担いで持って行く人、こどもたちを励ましながらすすむ人、壁などにあたらないよう真剣な表情で臨む人、みなさんほんとテキパキと休むことなく往復されてました。
この木材は、神戸市西区玉津町の佐々木電機さまのご好意によりいただきました。それだけではなく、じつは事前にこちら側で用意していた2トントラックが、どう積んでも材木がおおきくはみ出してしまい困っていたところ、会社の3トントラックを貸してくれることになったのです。さらにフォークリフトで積み込みまでしてくださり…。これにはほんと助かりました。ありがとうございます。
木材を敷地に運び、今度は囲いづくりです。
いくつかのチームに分かれ木杭で枠を固定していきます。
一枠3メートル×3メートルの区画が14個。
日本酒の枡をイメージした、とききました。いいアイデアですね。神戸はお酒の街でもありますからね。あと、先程の親切な会社とかからしてやさしさとか思いやりの街。いいですね。
みなさん持参の金槌で杭を打ち込んでます。とんてんかんてん、いい音が響き渡ります。祭り囃みたい。農家チームはその頃、階段下の区画の草刈りに従事してたのですが隣のビルに音が反響してなんだか太鼓のライブを聴いているようでした。
着々と、続々と枠ができあがっていきます。木というのは風情がありますね。もう農園としての雰囲気もばっちり携えてるような感じです。
こどもたちもがんばった。枠組みのところに木材運んだり、金槌たたいたり、追いかけっこしたり抱っこされてたり。これからこの農園でよく見かける光景となりそうですね。野菜が育ってこどもが遊んでておとなが爽快な汗かいて鳥がやってきて、とか。都会の真ん中にオアシスができるんですよ。考えたらステキなことですね。時々通過する六甲ライナーを見上げたり。乗客の方たちも眺めるだけで癒されてたりして。都心の空間をうまく活用してるなぁ。神戸いいなぁ。
学生さんたちもがんばってました。若さはすばらしい。仕事もはやい。農家チームもせっせと雑草(というかもう樹木になってるのも)を刈ってます。みんなひとつの大きなテーマにそれぞれのペースでがんばって参加してる。何度もいってしまいますが、いい空間ですね。
シェラトンホテルからドリンクの差し入れが。みなさんの満足げな表情に、こちらも安心。
最後にはシェラトンホテルの温泉券も配られ、なんかいろいろいいですね。
みなさんほんとお疲れさまでした。秋晴れにふさわしい、さわやかな1日でしたよ。ケガするひともなくてこれまた安心。ホッ。
次回は12月の予定です。農園作り編も佳境に入ります。枠で囲ったところに土を入れる。いよいよ土に触れますよ。