シェラトンファーム、2月6日プレオープン!
いよいよ本格的にはじまった六甲アイランドのシェラトンファーム。プレオープンの2月6日は3月中旬くらいの気候とのことで、空も晴れわたり海から吹く風もやさしく、幸先いい出だしといったところでした。
この日は9組のメンバーさんが参加。まずは自己紹介をしてもらいました。期待とか緊張とか野菜の様子とかいっぱいいろんなものを胸にこころに描いてたと思います。神戸市の職員さん、市会議員さんも来られ、神戸新聞の取材スタッフも駆けつけたりと、このファームにたいする思いのつよさ、夢や展望もひしひしと伝わりました。 これからここで野菜を栽培する中で、わからないことたくさんあれこれ出てくると思います。そんな不安を解消すべくみなさんをサポートする農家スタッフも紹介されました。西区の有機農業集団bio creators。3人の若手スタッフ中心に今後このファームにてみなさまのお手伝いをさせていただきます。どんどん質問やら不明な点をぶつけてください。
それからメンバーさんの受け持ち区画が発表されました。鍬など道具を用い、土を耕す作業もはじまります。畝(うね)も作りました。どんどん畑らしくなっていきます。畝にはボカシ肥料という米ぬかなどの天然素材をまぜあわせた肥料と、液体肥料も入れていきます。液体肥料は、北区の弓削牧場でつくられたもの。ボカシ肥料は神戸大学名誉教授の保田先生考案の保田ボカシ。あぁここでも神戸産。そうこなくては。 農家スタッフと一緒に一時間半ほどでしょうか、それぞれ作り上げた畝やら区画やらはほんと美しい。水も出ますよ。小さな子どもたちもがんばった。せっせせっせと動いてくれておつかれさま!
子どもががんばるとやっぱり大人も力が入ります。みなさんの汗やら努力やら思いやらがまざりあって、それに潮風と六甲おろしがあいまって野菜も刺激うけて、きっとほんとぜったい美味しいものが出来上がっていくでしょうね。 そのあと野菜の種の販売があって、真剣な面持ちであれこれ吟味されてる様子にこの農園の緑あふれる未来図を想像できたのは大げさな表現ではありません。さっそく種まきされている方もおられました。なにを植えるかどう食べるか、この先たのしみは尽きませんね。
明日から自由に使用してくださいとのアナウンスあってひとまず解散となったシェラトンファーム。心地よき疲れに体もこころも満足だったのでは。 道具の話がでましたが、grafさんとノウギョギョーギョギョの学生メンバーさんがつくってくれた農具置き場。器具庫というにはもったいないほどのステキなデザインは一見の価値あり。開けると野菜や種やスコップとか置ける棚もあって機能的にもすごい。門扉も街の空間に溶け込んでて、こういう美も六甲アイランドの都心部にあるファームらしさを感じます。使用する度に、見る度に誇りや愛着を感じるエリアとなっていくんでしょね。
思えば昨年8月の草刈りからスタートして、いろんな人たちの思いが結集して寄り添って実を結んだこのシェラトンファーム。海の上の農園、憩いの場。ふと見上げれば六甲山の山なみ、ひろい空、六甲ライナーの景観。じつに神戸らしさがたっぷりとつまった空間ですね。みんなで作り上げていってるというのが、またいい。これからも期待たかまります。