なちゅらすふぁーむ / 石野武さん
石野武の<12月某日の日記>
とある日の休日。そもそも農家に休日はあるのかとよく聞かれます。自分で時間を決められるので休日もつくれます。今の私にとって休日といえば、子どもが休みのとき。ということで、ある日の休日、子どもと畑に行ったときのことを紹介します。
少し収穫しないといけないこどもピーマンがあったので一緒に畑へ。「家用のピーマンをとっていいよ」と言い、注文分の収穫をしていました。しばらくしてパッと後ろを向くと、びっくりするぐらいピーマンをもぎっている我が子が! ちょっとで飽きるかなと思ったのが間違いでした。
畑が近く食育に良いとは言われますが、仕事として捉えるとバランスが難しいもんです。それでも野菜を自分で触って、知って、食べてはとても大事なことです。農家でよかったと思うところですね。
結局、畑の話になりましたが、公園へ遊びに行ったりアンパンマンミュージアム(中に入ったことはないんですが…苦笑)に行ったりもしますよ!
石野武さんに5つの質問
ー Q1:農家歴
5年目。もともとは淡河で就農したが、メイン作物として考えていたラディッシュと土との相性があわずに西区の畑へ。
ー Q2:栽培作物
ラディッシュ、黒豆を中心に、水菜、ほうれん草、白菜、ビーツなど、少量多品目で無農薬栽培。特に注力しているのはラディッシュ栽培で、ラディッシュの収穫タイミングや生育サイクルを考慮しながら、その他の品目を選定している。
ー Q3:好きな野菜の好きな食べ方
ラディッシュは、サラダはもちろん、味噌汁、ピザ、温野菜など、どうやってもおいしく食べられるのが好き。うちの2歳と5歳の子ども達も大好き。特にオススメは、蒸していただく温野菜。
ー Q4:気になる農機具
手で押して操作する草刈機。ただ、できるだけ環境に優しい農作業をしたいので、ゆくゆくは馬に引いてもらうような農機具で、馬とともに農業ができれば。
ー Q5:尊敬している農家さん
ナチュラリズムファームの大皿(一寿)さん。西区の畑に行き着くことができたのも大皿さんのおかげですし、他にもたくさんのご縁が広がりました。農業を中心にさまざまな動きをする中で、多くの人たちとつながっていく大皿さんの姿は、自分のなりたい未来像でもあります。